ヤマトベンテンウニ

Coelopleurus undulatusMortensen, 1934ヤマトベンテンウニ
棘皮動物門 – ウニ/海胆綱 – Euechinoidea亜綱 – Carinacea下綱 – Echinacea上目 – アスナロウニ目 – アスナロウニ科 – ベンテンウニ属

反り返った長い棘が特徴的な深海性のウニで、主に水深200~400m程度の海底に生息する。近似種のベンテンウニはすべての大棘に縞模様があるが、本種は一部の大棘が縞模様を有す。生時の色彩も非常に美しいが、殻にもカラフルな色がついている美麗種。

下の写真は高知県西部の大月町柏島沖105mから引き揚げられた小型漁礁から得られた個体。同一の基質からベンテンウニも得られたことから、高知県西部海域ではこれら2種は同所的に分布していると考えられる。

ベンテンウニ;高知県大月町柏島沖(引上げ基質に付着);水深105m;撮影:中地 シュウ

<参考文献>
Shigei, M. (1986) The sea urchins of Sagami Bay, collected his Majesty the Emperor of Japan. Biological Laboratory, Imperial Household, Tokyo. 173pp.

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